日々徒然
消えた番号
小学校の頃、保健室から『熱がでたから、迎えにきて』と電話した。
学校帰りに、『今日はばあちゃんの家に行っていいか』と電話した。
夏休みには、『泊まっていっていいか』と電話した。
家にいると、『父さんはいるか』とか『母さんはいるか』だとかで、電話に出ていた。
無駄に時刻も聞いたし、天気予報も聞いた。
ラジオ体操カードの裏の、怪談話やアニメの電話番号へは1日に1回かけた。
友人宅の電話番号はいくつも覚えており、ことあるごとに電話をしていた。
イタズラ電話だったり、ポケベルだったりと電話は思い出だらけである。
一家に一回線あった固定電話は、一人一台の携帯電話になった。
固定電話の時代はどんどん過去のものになりつつある。
最近では、私の実家も、ついに回線の解約をした。
何度もかけた電話番号は、今や思い出だけのものとなり、
今まで電話機が置かれていた電話台は、電話機を失い、不自然な存在のまま佇んでいる。
973の〜から始まる我が家の番号は、ただの番号であるはずなのに、家族の一員であったように今では思う。
40年近く我那覇家に繋がる番号であったのだから、家族の一員であるのは当然かもしれない。
今ではどこへも繋がらない番号となったことが、ただただ寂しい。
トータルリフォーム環総合
学校帰りに、『今日はばあちゃんの家に行っていいか』と電話した。
夏休みには、『泊まっていっていいか』と電話した。
家にいると、『父さんはいるか』とか『母さんはいるか』だとかで、電話に出ていた。
無駄に時刻も聞いたし、天気予報も聞いた。
ラジオ体操カードの裏の、怪談話やアニメの電話番号へは1日に1回かけた。
友人宅の電話番号はいくつも覚えており、ことあるごとに電話をしていた。
イタズラ電話だったり、ポケベルだったりと電話は思い出だらけである。
一家に一回線あった固定電話は、一人一台の携帯電話になった。
固定電話の時代はどんどん過去のものになりつつある。
最近では、私の実家も、ついに回線の解約をした。
何度もかけた電話番号は、今や思い出だけのものとなり、
今まで電話機が置かれていた電話台は、電話機を失い、不自然な存在のまま佇んでいる。
973の〜から始まる我が家の番号は、ただの番号であるはずなのに、家族の一員であったように今では思う。
40年近く我那覇家に繋がる番号であったのだから、家族の一員であるのは当然かもしれない。
今ではどこへも繋がらない番号となったことが、ただただ寂しい。
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