日々徒然
雨の日が続いているので、日々徒然
以前に、京都の名所嵐山を訪れたさいに、お土産や、食事処で賑わう通りから天竜寺を抜けて嵐山竹林を歩いた。
その竹林の小路は、人が肩を並べて三、四人歩けるほどの細い道が竹林に通されており、
道の両側には、竹箒を逆さにしたように、竹の枝を隙間なく並べ、それらの枝を太い竹の幹で抑えてそれをもって塀をなしている。
その塀の高さは二メートルほどで向こう側の土は見えない。
また、道も真直ぐではなく、少しくねっており、そのおかげで両側のみならず正面も竹である。
塀も竹。周りも竹で、笹の音と吹き抜ける風すらも緑色をしているようで本当に心地のよい場所だ。
話したいのは竹林ではなく別の事だ。
竹林を見学してのち、賑やかな通りに戻らず、すこし観光雑誌を皮肉るように脇道に入り歩いた。
家の造りや、生活の暮らしぶりなど沖縄との違いに想像を膨らませながら周りを見ていると、
私の身長より少し低い石柱があり『西行井戸』と彫られ案内があった。
義務教育の教科書には、おそらく西行はでてこないだろう。
旅を住処としている西行がここに庵をなし使っていた井戸が残っているそうだ。
その周りには、高浜虚子、与謝野晶子、吉井勇など多くの歌人の歌碑があり、まるで根無し草の西行を慕い、または哀れと寄り添い,
静かに歌を詠んでいるかのようであった。
私が歌でも作れたならば、歌碑ひとつひとつに返し歌を添え、ここの雰囲気を満喫できるのだが、何も浮かんではこないのには、残念である。
ただ、言葉と知識と想像と感情。
それらは別々のものであって一つのものだと学ぶことができたのには感謝である。
話したいのはこのことで
西行と彫られているものを見て、西行を知らなければ『あはれなるかな』などという感情を抱くことはなく。
言葉を知らなければ、その美しさを表現することもできない。
さらには知識や言葉が不足していれば想像が膨らむことはないだろう。
自己啓発などで言っていそうなものだが『想像は無限だ』という何処かで聞いたことがありそうな言葉の基礎にも、
やはり知識が必要なのだろう。
人は言葉で考える。
語彙が豊富であれば、その分、抱く感情は豊富で、想像が広がっていく。
同じ景色を眺めつつも感動の度合いが変わってくる。
旅行であるなら、なおさらで、知らない分だけ感動が減るというのは損である。
まさに私などは勉強不足もいいところで西行の歌は一首しか知らない。
また、木や草花などの名前もほとんど分からないため、そこの雰囲気を言葉にできないし記憶も薄くなる。
何にせよ生涯勉強は必要だ。
トータルリフォーム環総合
http://tamakisogo.jp/
その竹林の小路は、人が肩を並べて三、四人歩けるほどの細い道が竹林に通されており、
道の両側には、竹箒を逆さにしたように、竹の枝を隙間なく並べ、それらの枝を太い竹の幹で抑えてそれをもって塀をなしている。
その塀の高さは二メートルほどで向こう側の土は見えない。
また、道も真直ぐではなく、少しくねっており、そのおかげで両側のみならず正面も竹である。
塀も竹。周りも竹で、笹の音と吹き抜ける風すらも緑色をしているようで本当に心地のよい場所だ。
話したいのは竹林ではなく別の事だ。
竹林を見学してのち、賑やかな通りに戻らず、すこし観光雑誌を皮肉るように脇道に入り歩いた。
家の造りや、生活の暮らしぶりなど沖縄との違いに想像を膨らませながら周りを見ていると、
私の身長より少し低い石柱があり『西行井戸』と彫られ案内があった。
義務教育の教科書には、おそらく西行はでてこないだろう。
旅を住処としている西行がここに庵をなし使っていた井戸が残っているそうだ。
その周りには、高浜虚子、与謝野晶子、吉井勇など多くの歌人の歌碑があり、まるで根無し草の西行を慕い、または哀れと寄り添い,
静かに歌を詠んでいるかのようであった。
私が歌でも作れたならば、歌碑ひとつひとつに返し歌を添え、ここの雰囲気を満喫できるのだが、何も浮かんではこないのには、残念である。
ただ、言葉と知識と想像と感情。
それらは別々のものであって一つのものだと学ぶことができたのには感謝である。
話したいのはこのことで
西行と彫られているものを見て、西行を知らなければ『あはれなるかな』などという感情を抱くことはなく。
言葉を知らなければ、その美しさを表現することもできない。
さらには知識や言葉が不足していれば想像が膨らむことはないだろう。
自己啓発などで言っていそうなものだが『想像は無限だ』という何処かで聞いたことがありそうな言葉の基礎にも、
やはり知識が必要なのだろう。
人は言葉で考える。
語彙が豊富であれば、その分、抱く感情は豊富で、想像が広がっていく。
同じ景色を眺めつつも感動の度合いが変わってくる。
旅行であるなら、なおさらで、知らない分だけ感動が減るというのは損である。
まさに私などは勉強不足もいいところで西行の歌は一首しか知らない。
また、木や草花などの名前もほとんど分からないため、そこの雰囲気を言葉にできないし記憶も薄くなる。
何にせよ生涯勉強は必要だ。
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